千葉店管理栄養士店長の大本です。
今日は、パーソナルジムに通いながらダイエットや体づくりに取り組んでいる方に向けて「ダイエット中の料理はなぜ美味しく感じにくいのか」、そして 「美味しく食べるための考え方」 についてお話しします!
2月は寒さも厳しく、体を引き締めたい一方で、
「食事を気をつけているのに満足感がない」
「脂を減らしたら一気に味気なくなった」
そんな声を現場でもよく耳にします。
■ ダイエットで“美味しさが半減する”理由
ダイエットでは、脂質や糖質を意識的に減らすことが多くなります。
脂質は料理に コク・なめらかさ・香りの持続 を与える要素であり、糖質は 甘味や焼き色による満足感 に関与しています。
そのため、これらを減らすと「味が薄い」「物足りない」と感じやすくなるのは、ある意味自然な反応です。
しかし、調理学の視点で見ると、美味しさは味だけで決まるものではありません。
■ 美味しさは“複数の要素”でできている
調理学では、美味しさは主に以下の要素の組み合わせで成り立つと考えられています。
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味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)
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香り
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テクスチャー(食感)
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温度
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見た目
ダイエット中の食事は、「脂を減らす」「糖を控える」という 味の一部だけを削っている状態 です。
他の要素を理解して使えば、美味しさは十分に補うことができます。

■ テクスチャー(食感)が満足感を決める
脂質が減ると、料理はパサつきやすくなります。
これは味の問題というより、食感の問題です。
例えば、
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低温調理や蒸し調理でしっとり仕上げる
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シャキシャキした野菜と柔らかい主菜を組み合わせる
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噛みごたえのある食材を一部に取り入れる
といった工夫をするだけで噛む回数が増え、満足感は大きく変わります。
同じ食材でも、火入れや切り方で美味しさは別物になります。
■ 「温度」は脂の代わりになる
寒い2月は、料理の温度そのものが美味しさに直結する季節です。
温かい料理は香りが立ち、うま味を感じやすくなります。
脂質を控えた食事でも、
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温かい汁物を組み合わせる
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出来立てを食べる
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冷たいものを減らす
これだけで、満足感は驚くほど変わります。
これは調理学的にも理にかなった考え方です。
■ 香りとうま味を上手に使う
脂や糖を減らした食事では、香りとうま味が主役になります。
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出汁(かつお・昆布・煮干し)
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発酵食品(味噌・醤油)
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香味野菜(ねぎ・生姜・にんにく)
- スパイス/ハーブ類
これらは脂質を増やさずに、料理に奥行きを与えてくれます。
日本栄養士会でも推奨されている「素材の味を活かす調理」は、健康だけでなく、美味しさの面でも非常に合理的です.
■ ダイエット食は“我慢”ではない
ダイエット中の食事が続かない理由は、「減らすこと」だけに意識が向いてしまうからです。
調理学の視点を持つと、
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脂を減らす代わりに食感を工夫する
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糖を控える代わりに香りと温度を活かす
というように、美味しさの軸をずらすことができます。
これは、体づくりを長く続けるためにとても大切な考え方です。
まとめ
美味しさは、脂質や糖質だけで決まるものではありません。
調理学の原理を理解すれば、ダイエット中の食事も十分に満足できるものになります。
2月の寒い時期だからこそ、
温度・香り・食感を意識した食事で、
無理なく体づくりを続けていきましょう。











