皆さんこんにちは!
パーソナルジムASPIの小長井です!
お尻のトレーニングをしている方から「お尻の横のくぼみが気になるんですよね~」、「お尻を結構鍛えてきたつもりなのですが中々理想の形にならないんですよね~」といったご意見をよくいただくことがございます。
結論から言ってしまえば、お尻の形は周りの筋肉、脂肪量、そして骨格に依存しております。
筋肉や脂肪量については後天的にも変えることが出来ますが、骨格については遺伝的な部分も大きく影響しており変えることはできないです。
今回はそんな骨格に重きを置いてどのようにお尻の形に影響を与えているのかについてひも解いてみたいと思います。
お尻の形
解剖学的見方をするとお尻の形は大まかに以下3つの骨がカギを握っています。
①腸骨
②大転子
③大腿骨頸部
さらに細かく見ていくと腸骨のサイズ(長さ)、大転子の大きさ、大腿骨頚部の長さや角度にも注視する必要があります。。
これらの要因が組み合わさることでお尻の形が変わってきます。
例えば、腸骨幅が狭く(もしくは中間)、大腿骨頚部が長く、大転子が大きい場合、腸骨から大転子にかけてのお尻のつき方は俗にいう桃尻のような形になります
逆に腸骨幅が広く、大腿骨頚部が短く、大転子が小さい場合、V-shapeと呼ばれる逆三角形のようなお尻になりやすいです。
また腸骨幅が広く、大腿骨頚部が長く、大転子が大きい場合は四角もしくは丸みを帯びたお尻になりやすいです。
筋肉は骨と骨を結ぶような形で付着しているため、上記のように骨のサイズ、骨の角度変われば筋肉のつき方、つく角度も変わってくるということになります。
ヒップディップス
皆さんはお尻の横の窪みが気になっていたりしませんか?
お尻の横に存在しているくぼみはヒップディップス(Hip dips)もしくはヒップディポッツ(Hip divots)と言われます。
ヒップディップスの有無は骨の形に依存しているところがあるため、100%改善できるかというと難しく、これも腸骨、大転子、大腿骨頚部(の長さ)に依存しています。
要因としては以下の3つが考えられます。
①痩せている
②大腿骨頸部が長い
③腸骨から大転子までの距離
例えば、大腿骨頚部が長く、腸骨から大転子までの距離がある場合そうでない方に比べてヒップディップスが顕著にあらわれてきます。
しかしトレーニングをしている人とそうでない人ではやはりヒップディップスの顕著さはやはり変わってきます!
お尻の厚み
お尻を横から見た時の形も少なからず骨盤の形に影響を受けています。
ここで特に影響を及ぼしていると考えられるのが仙骨という骨盤中心にある骨です。
横から見た時に仙骨が開いている(大腿骨と距離がある)と、お尻により丸みを持たせてくれるポテンシャルがあります。
例えば仙骨が大腿骨に対して並走している場合にはお尻の輪郭は扁平気味になりやすく小尻になりやすいです。
逆に仙骨の角度が開いているもしくは(横から見た時に)仙骨と大腿骨に距離がある場合にはお尻はより丸みを帯び大きくもなりやすいです。
まとめ
今回は骨格がどのようにお尻の形に影響を与えるかという点でお話させていただきました。
解剖学的見方をすると上記のようなポテンシャルがありますが、これはあくまで可能性の話にすぎません。
私は特に女性のお尻トレーニングを手伝わせていただいておりますが、皆さんもれなくお尻が引きあがっており良いスタイルを維持されていると感じております。
お尻の見た目はお尻の筋肉量を上げていき、適度に脂肪を残すことでいくらでも変えることが出来ます。
理想のお尻になるように日々の鍛錬を怠らなければ、限りなく理想に近づいていきます!
それではまた次回!