皆さん、こんにちは!パーソナルジムASPIの田野です!
怒涛の2021年を終え、迎えた2022年も早くも1ヶ月が過ぎようとしておりますが、いかがお過ごしでしょうか??
私は最近になってやっとお正月休みボケが抜け出すことができました😂
さて、本日は人間の持つ最強機能である新陳代謝のひとつ、『骨のリモデリング』について解説していきます!
人間の最強機能「新陳代謝」について
人間の基本的な機能として、新陳代謝というものがあります。
新陳代謝とは…体の中の古いものが自然に新しいものに入れ替わることを指します。例えば髪の毛が抜けてまた新しく生えてきたり、皮膚のターンオーバーと言って生成された皮膚が垢、角質として剥がれ、また新しい皮膚に変わるサイクルなども新陳代謝の一つとされています!
そしてこの新陳代謝の対象は骨も例外ではありません!
骨も常に古い骨を壊して、その場で新しい骨を作るということを繰り返しています。
この骨の入れ替え作業のサイクルを『骨のリモデリング(骨の代謝)』と言います!
骨のリモデリングとは
骨のリモデリングには、「破骨(はこつ)細胞」と「骨芽(こつが)細胞」という2つの細胞の働きが鍵になります!
・破骨(はこつ)細胞…古くなった骨を壊す細胞
・骨芽(こつが)細胞…新しく骨を作る細胞
この破骨細胞の古くなった細胞を壊す働きと、壊れた骨を作り直す骨芽細胞の2つの働きによって骨はリモデリングを行っています!
具体的な過程としては、まず破骨細胞が古くなった骨の表面にはりついて骨を溶かします。(この働きを骨吸収と言います)
次にその骨吸収によって骨が溶かされた所に骨芽細胞がたんぱく質やカルシウム、リンといった骨の成分によって新しい骨を形成します(この働きを骨形成と言います)
人間はこのサイクルを繰り返し、約10年程度ですべて入れ替わるといわれています!
骨が弱くなってしまう原因とは??
ここまでで骨のリモデリングについては説明させていただきましたが、本来はこのバランスが保てているので骨は常に正常な強度を保つことができています。
しかし加齢やその他の理由によって骨吸収が骨形成を上回ってしまうと骨は次第に弱くなり、いわゆる骨粗鬆症などの疾患を引き起こす要因となります!
成長期:骨吸収<骨形成…骨密度が上がり、骨は丈夫になっていく
成人期:骨吸収=骨形成…バランス良くリモデリングが働くため、骨密度の変化はほとんど無し
40歳代後半:骨吸収>骨形成…骨密度が下がり、骨は弱くなっていく
骨を強くするためには
さて、加齢によって骨が弱くなってしまうのは上で説明しましたが、果たして抗う術はないのでしょうか??
安心してください!抗う手段はちゃんとあります!
骨密度をあげるためには基本的ですが「運動」と「食事」。この2つに尽きます!
運動
骨は適度な負荷と、繰り返し行われる動作によって骨密度が上がります。
適度な負荷がかかると骨に骨の材料であるカルシウムが沈着しやすくなり、骨密度が高まります。
さらに体を動かすことで骨の血流がよくなるため、骨芽細胞の働きが活発になり骨がつくられやすくなり骨密度を高めることができるのです!
例えば、ウォーキング,ジョギング,筋肉トレーニング,階段上り下りなどがオススメです!
食事
骨を丈夫にする上で大事なのは、「カルシウム」「ビタミンD」などの栄養素です!
・カルシウム…骨を作る材料となるカルシウムの吸収を高めたり骨代謝を活性化する
カルシウム豊富な食品:牛乳やチーズなどの乳製品/小魚/海藻類/納豆や豆腐などの大豆製品/小松菜や大根の葉などの緑黄色野菜など
・ビタミンD…骨吸収を抑え、骨形成を促す働きがある
ビタミンD豊富な食品:納豆/ほうれん草/小松菜/キャベツなど
まとめ
みなさん如何でしたか?
本日は人間の「骨の代謝」について、解説をさせて頂きました!
人間は年齢を重ねる事から逃げることはできません!
だからこそ、骨を丈夫にしていくために運動と食事の両面で早い段階から備えていきましょう!
本日はこれで以上となります、また次回もお楽しみに〜〜👋