こんにちは!
パーソナルジムASPIの坂本です!
みなさま、突然ですが「糖質」と「糖類」の違いってご存知でしょうか??
それでは、糖質、糖類の正体を詳しく見ていきましょう!!
糖質と糖類の違いとは?
糖質とは、「炭水化物から人間の消化できない食物繊維を差し引いたものの総称」と定義されます。
その糖質には、①多糖類、②糖アルコール、③糖類(単糖類・二糖類)というものがあります。
つまり、糖類とは、糖質からさらに多糖類、糖アルコールというものを除いたもので、糖の最小の単位である単糖類と、単糖が2個結合した二糖類を示すこととなります。
それぞれの特徴を見ていきましょう!
①多糖類
多糖類は、でんぷんやグリコーゲンなど、単糖類であるブドウ糖などが多数結合したもので、我々が日常で食べているご飯などがこれに該当します。
多糖類はそのままの状態では体に吸収することができないので、基本的には体内で単糖類にまで分解されて吸収されることとなります。
多糖類は、単糖類に比べて消化吸収に時間がかかるため、腹持ちが良く、血糖値を急激に上げづらいのが特徴です!
②糖アルコール
糖アルコールは、身近なところで言うとキシリトールやソルビトールが挙げられます。
熱や酸、アルカリなどに強いので加工がしやすく、また菌の栄養源となりづらいので品質保持がしやすく虫歯にもなりにくいです。そして最大の特徴が、消化吸収されにくいので、甘みを感じますが低カロリーであるということです。
甘味があり、低カロリーなので食品によく使われていますが、多量に食べるとお腹を壊しやすくなるので、その点は注意が必要です!
③糖類(単糖類・二糖類)
糖類は糖の最小単位である単糖類と、単糖が2個結合した二糖類が該当します。
単糖類の主なものに、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトースが挙げられ、二糖類の主なものにはショ糖(スクロース)、麦芽糖(マルトース)、乳糖(ラクトース)があります。
単糖類と二糖類の多くには甘味があり、糖の最小単位である状態なので消化吸収が速く血糖値を上げやすいのが特徴です。
つまり、過剰に摂取してしまうと血糖値をすぐに上げてしまい、肥満の原因にもなりやすいのです。
糖質ゼロと糖類ゼロの違いは?
糖質ゼロは、糖類、多糖類、糖アルコールなどを含んでいないものを指します。
ただ、厳密には消費者庁は糖質ゼロとは、100g当たり(飲料では100ml当たり)0.5g未満の糖質を含む食品と定義していますので、全くゼロではないのは注意が必要です。
糖類ゼロとは、単糖類と二糖類は含まないものを指すので、ブドウ糖や砂糖は含んでいませんが、その代わりに甘味を出すために糖アルコールなどを含んでいる可能性があります。
こちらも消費者庁は糖類ゼロとは、100g当たり(飲料では100ml当たり)0.5g未満の糖類を含む食品と定義しています。
糖質・糖類ゼロの食品はいくらでも食べていい?
それではダイエットにおいて、血糖値をあげる原因となる糖類は含まれない糖質・糖類ゼロ食品をいっぱい食べていいのでしょうか?
ここにも落とし穴があり、上記のような商品には甘味を添加するために、人工甘味料が使用されているのです。
人工甘味料は糖質やカロリーを抑えられる反面、①少量で甘みが砂糖の何倍もあるため、甘みに鈍感になる (普通の食べ物の甘さが物足りなくなるなど)、 ②ホルモンに影響を及ぼし逆に体内に脂肪を蓄える事もある、③依存性が強い、など、デメリットも多くあります。
どうしてもダイエット中に甘いものを摂取したくなったときに、上手に糖質・糖類ゼロ食品を活用していくことが大切ということです!
いかがでしたでしょうか?
糖質と糖類の違いを理解し、エネルギー源ともなる大切な栄養素であり、逆に摂取の仕方によっては肥満へと繋がってしまうこともある糖質との上手な付き合い方を、ぜひ探してみましょう!
今回は以上です、次回もお楽しみに☺️!