皆様こんにちは!
パーソナルジムASPIの及川です。
さて今回は筋トレ界隈に蔓延する「和菓子は筋肉に良い」「ダイエット中でも和菓子なら問題なし」という話について切り込んで行きます。
もしも「筋トレのエネルギー補給のために和菓子を積極的に食べている」という方がいらっしゃれば、有益な情報になりますのでぜひご一読くださいませ!
和菓子が体作りに良いと言われる理由
『糖分は筋肉のエネルギーになるし、脂質が少ないからカロリーも低い!だからダイエット中に食べてもOKだ!』
おそらくこういった知識を目にしたことがある人は多いのではないでしょうか?
確かに洋菓子に比べると脂質が低いため低カロリーです。しかしだからといってたくさん食べてもOKというわけではありません。
そもそもダイエットとは絶対的な原則として『摂取カロリー<消費カロリー』というバランスにすることが必要です!
貯金残高で例えるとわかりやすいです。
貯蓄を増やしたかったら『收入>支出』のバランスでないと成り立ちませんよね!『收入<支出』であればどんどん貯蓄が減っていきます。
ダイエットも同じで收入が多ければそれがどんなものであれ貯蓄が増えてしまうのです、、、
和菓子が体作りに実は良くない理由
「いやいや俺は減量してないし、筋肉のエネルギー補給として和菓子を食べてるんだ!」
和菓子の大半の主成分は「砂糖」です。そして「砂糖」は「筋肉の栄養素になりにくい」ことが数々の研究で示されています!
また、消費されなかった糖質は体内で脂肪に変換されてしまいますが、お米や芋にくらべ、砂糖は脂肪に変換されやすい特徴があります。
納得がいかない方のために次の項目を追記いたします!少し専門的なので読み飛ばしていただいて構いません(^o^)
砂糖が筋肉の栄養になりにくい理由
砂糖はブドウ糖と果糖が1:1の割合で結合したものです。
- ブドウ糖=8割が筋グリコーゲンに変換され筋肉に蓄えられる。2割は肝グリコーゲンに変換され肝臓に蓄えられる。
- 果糖=ほとんど肝グリコーゲンに変換される。
砂糖は半分が筋肉の栄養に、もう半分は肝臓の栄養になります。そのため、筋肉の栄養補給としては最適ではありません。
また、肝臓は筋肉の4分の1程度しか糖を蓄えておくことが出来ず、溢れた分は体脂肪になってしまいます。
筋トレのために筋肉の栄養を補給したい(筋グリコーゲンを蓄えたい)場合は『砂糖』ではなく『お米・芋類』を食べましょう!
米や芋は大半が筋肉の栄養になるブドウ糖で構成されています(^o^)
まとめ
①信じたくないですが、和菓子は筋肉の栄養補給に最適ではありません。
②100万回聞いたと思いますが、減量したければ甘いものを控えて、カロリーを減らしましょう。
③和菓子がお好きな方は、洋菓子同様、『嗜好品』と捉えて上手に付き合っていきましょう。
念の為書きますが、私は決して和菓子を叩きたいわけではございません笑
正しい知識と、科学的根拠のともなったアプローチで確実に身体を変えていただきたいという思いからこの記事を書いております\(^o^)/
何が正しくて、何が間違っているかわからない、、、
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