みなさまこんにちは!
パーソナルジムASPI町田店の丸山です!
6月になり雨の日が増えてきましたね!
梅雨が明けると、夏が到来しますね。
薄着になる季節なので、体脂肪率が低くて、むくみがないスッキリした状態で夏を楽しみたいですよね✨
なので、今回の記事のテーマは、ダイエットにも美容にも健康にも重要な『浮腫みとたんぱく質の関係性』です!
むくみとは
浮腫みの原因は様々ありますが、浮腫みを細胞単位でみてみると、細胞の外の間質液が増えている状態がむくみ=浮腫(ふしゅ)です。
体に一番多いのは水ですよね。そして、体の中にある水は体液といいます。
体液は一般的には成人男性で体重の約60%であり、成人女性は体重の約55%で、体液を更に分けると以下の様になっています。
・細胞の中の細胞内液が、体重の約40%(体液の2/3)
・細胞の外の細胞外液が、体重の約20%(体液の1/3)
細胞外液を更に分けると
・細胞外液の中の間質液が、体重の約15%(細胞外液の3/4)
・血液の水分の血漿が、体重の約5%(細胞外液の1/4)
細胞内液と細胞外液の違い
体液(細胞内液と細胞外液)には、様々な電解質と非電解質が溶けています。
そして、この非電解質には、血漿タンパク質という血液中のたんぱく質が含まれています。
血液中のタンパク質の代表格が、アルブミンです。
また、細胞内液にはカリウムイオンが非常に多いです。
一方、細胞外液にはナトリウムイオンが多く、カリウムイオンは少なくなっています。
イオンとはミネラルが水にとけたものです。
塩分を摂りすぎると浮腫んだり、むくみ解消にカリウムの多いバナナがおすすめされるのはこういった理由です。
こういった細胞の内と外で物質の割合が違うのは、浸透圧が関係しています。
浸透圧とは?
浸透圧とは水をひっぱる力のことで、浸透圧が高い方が、浸透圧が低い方から水をひっぱります。
この浸透圧によって体液の循環が促進されています。
毛細血管には比較的大きな穴が空いており、この穴は分子が大きなタンパク質は通しませんが、水と電解質は比較的自由に通します。
基本的には、血液の中には大きな分子の血漿タンパク質のアルブミンが多くあり、血管の外の間質液にはアルブミンは少ないです。
なので血管の中のほうが物質の濃度が高くて、間質液のほうが物質の濃度が低く、浸透圧は血管内のほうが高いので、水分は血管の外の間質液から血管内に移動します。
毛細血管の静脈側でアルブミンの血管内に水を引っ張る力の方が強く働き、細胞が出した代謝産物や二酸化炭素とともに水が静脈に戻ります。そして、静脈だけでは回収できなかった水分はリンパ管で回収されます。
アルブミン不足で浮腫む
しかし、血液中のアルブミンが少なかったら水を血管内に引き戻せないので間質液に水が溜まったままになります。
繰り返しになりますが、間質液の量が多い状態がむくみ=浮腫です。
ダイエットのために摂取カロリーは抑えたいですよね。しかし、たんぱく質まで抑えてしますと、血液中のたんぱく質のアルブミンまで少なくなり浮腫みやすくなってしまいます。
食事の相談も専門知識が豊富なトレーナーに相談してください!
今日は『浮腫みとたんぱく質の関係性』をテーマでお話しさせていただきました!
みなさまのボディメイクの参考になれば幸いです。
それでは次回もお楽しみに!!