皆様こんにちは🌤
パーソナルジムASPI西新宿7丁目店の福井です!
今回は3大栄養素の1つである脂質の仲間【トランス脂肪酸】について特徴と、デメリットについてお伝えします!
そもそもトランス脂肪酸とは?
不飽和脂肪酸の一種で、構成上「トランス型」の二重結合を持つものを指します。
トランス脂肪酸は主に以下の2つの方法で生成されます。
①天然のトランス脂肪酸
→牛や羊などの胃内で微生物が働くことによって生成され、これらの動物から得られる乳製品や肉に少量含まれています。
②人口のトランス脂肪酸
主に植物油に水素を添加して固体の脂肪に変える「部分水素化」によって生成されます。加工食品の保存性や風味を改善するために使用されることが多く、代表的なものとしてマーガリンやショートニングなどが挙げられます。
①は身体への悪影響がほとんどないとの報告が多いです。
しかし、②に関しては
LDLコレステロールを増加させ、HDLコレステロールを減少させるため動脈硬化や心臓疾患のリスクを高める
というデメリットが存在します。
※血中にLDLコレステロールが増加すると、酸化・小型化するので、動脈硬化や心臓疾患につながる。
世界保健機関 であるWHOは、トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満にすることを推奨しています。これは、1日あたり約2,000キロカロリーの食事を摂取する成人の場合、1日あたり2.2グラム以下に相当します。
しかし、日本では、トランス脂肪酸の法的な上限は設けられていませんが、食品安全委員会は「可能な限り摂取を抑えること」を推奨しています。
体に欠かせない栄養素である脂質も健康被害に十分つながるリスクを知っておかねばなりませんね!
そんなトランス脂肪酸の含有量を実際に例を挙げます。
①バター(g/100g)
平均値1.95g
②マーガリン
平均値8.05g
③ショートニング(主にパンやお菓子に含まれる)
平均値13.57
④クッキー
平均値1.96g
⑤マヨネーズ
平均値1.23g
とマーガリンとショートニングにトランス脂肪酸の含有量が多いことが分かります。
それはそうと、上記のラインナップから具体的にはどのような食品に含まれているのか想像できますでしょうか?
それは世間一般的によく食べられている食パン・お菓子・揚げ物などに含まれていることが大半です。
もちろん上記食品の中にはマーガリンやショートニングが使われていない食品もありますので、栄養成分表をよく確認してみましょう!
いかがでしたでしょうか?
何気なく食べる食品・食材の中でも気付かぬ間に病気のリスクが含まれていることがご納得いただけたでしょうか?
そこで普段からできる行動として、上記の栄養成分表を確認する以外にも
・ファーストフード店での食事を避ける
・自炊を行う
・自然派食品を用いる(野菜、果物、全粒穀物、ナッツ、種子などの自然のままの食品)
等を意識がけ、ぜひ健康につながる食生活を送りましょう!