こんにちは!柏店管理栄養士店長の大本です!
だんだんと気温も下がり、お鍋が恋しい季節になってきましたね!
これから冬野菜の価格も安定してくるそうなので楽しみですね!
日々の食生活で目にする食品パッケージの表示。実は、そこには食事を選ぶ際のヒントがたくさん隠されています。今回は、意外と見落としがちな食品表示のポイントをわかりやすく解説します!
1. その表記は1個あたり?それとも全体量?
食品パッケージの栄養成分表を見たとき、まず注目したいのが「何を基準にした数値か」です。
例えば、スナック菓子などで「1個あたり○○kcal」と書かれている場合、袋全体のカロリーはもっと高い可能性があります!
商品によっては「1袋あたり」「100gあたり」など基準が異なるので、購入前にしっかり確認してみてください。自分の食べる量に応じたカロリーや栄養価を意識することが大切です。
2.原材料の表記は使用量が多い順!
パッケージの裏にある「原材料名」。ここに書かれている順番にはルールがあるのをご存知ですか?
実は、使われている量が多い順に記載されています。
例えば、チョコレート菓子で「砂糖」が最初に来ていれば、砂糖の割合が最も高いということ。
自分の目的に合った商品を選ぶときに、これを基準にすると便利です。
3. 消費期限と賞味期限の違いは?
食品の期限表示には「消費期限」と「賞味期限」の2種類がありますが、その違いを理解していますか?
・消費期限: 安全に食べられる期限(弁当や生菓子など、傷みやすい食品に表示)。この期限を過ぎたら食べないほうが安心です。
・賞味期限: 美味しく食べられる期限(お菓子や缶詰など)。この期限を過ぎても、保存状態が良ければ食べられることもあります。
ただし、賞味期限が過ぎたものを食べる際は、見た目やにおいに十分注意してください。
4. 製造地をチェック!実は意外な事実も?
食品パッケージの「製造地」や「販売者情報」を確認することで、より安心して商品を選ぶことができます。しかし、ここで気をつけたいのが製造地と原材料の産地が異なる場合があるということです。
例えば、「国産」と大きく書かれていても、実際に使用されている原材料の一部、または大半が外国産というケースもあります。以下のポイントを押さえておきましょう:
・製造地の表示: 「製造地」は最終的にどこで加工されたかを示していますが、原材料の産地までは反映されていない場合が多いです。
例: 国産のお菓子と思ったら、原材料の小麦や砂糖は外国産だった…なんてことも。
・原材料の産地表示: 最近では、特に米や野菜などに「外国産○%使用」といった表示が見られるようになりました。このような詳細な情報がある場合は、原材料の産地についても意識してみましょう。
・販売者情報と製造者情報: パッケージに記載されている販売会社が国内企業であっても、製造が海外で行われている商品もあります。輸入品の加工食品などでは特にこの点に注意が必要です。
食品表示には、健康的な食生活を送るためのヒントが詰まっています。特に「製造地」や「原材料の産地」をチェックすることで、より安心して食品を選ぶことができます。普段何気なく見ているパッケージも、一歩立ち止まってじっくり読んでみると、新しい発見があるかもしれません。ぜひ次のお買い物の際に試してみてください!