こんにちは!パーソナルジムASPI柏店 管理栄養士の大本です。
いよいよ夏本番。暑さで汗をかきながら、「冷たい飲み物」や「冷房の効いた部屋」で過ごす時間も増えてきたのではないでしょうか?
実はこの“夏の快適さ”が、知らず知らずのうちに「夏冷え」を引き起こしていることがあります。
みなさんは、こんな不調を感じたことはありませんか?
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胃もたれ、腹痛、下痢、生理痛
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肩こり、頭痛、集中力の低下
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手足の冷えやむくみ、だるさ
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風邪をひきやすくなったり、疲れがとれない
実はこれ、夏冷えによる内臓の冷えや自律神経の乱れが関係しているかもしれません。特に冷房の効いた室内と暑い屋外との温度差は、自律神経に大きな負担をかけます。
では、どうすれば「夏冷え」対策ができるのでしょうか?
ポイントは、体を“内側から温める”こと。そこで、私が夏におすすめしたい食材が 「生姜(しょうが)」 です。
生姜に含まれる成分には、体をポカポカと温めるうれしい効果がぎゅっと詰まっています。
生姜の温めパワー、3つの成分
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ジンゲロール(生の生姜に多い)
血流を良くして手足の冷えを改善したり、肩こり・頭痛の緩和にも役立ちます。また、免疫力を高めて風邪予防にも◎。 -
ジンゲロン(加熱・乾燥した生姜に変化してできる)
強い発汗作用があり、腸の働きを活性化して便通改善に。抗酸化作用も高く、美容にもおすすめです。 -
ショウガオール(加熱や乾燥で変化)
体の内側から熱を生み出す作用があり、特に体の中心部が冷えやすい方にぴったり。冷え症にも有効です。
「冷たいジンジャーエール」で、実は温活?
「えっ、冷たい飲み物なのに温めるの?」と思った方、鋭いですね。
実は、生姜に含まれる上記の成分が働いてくれるので、冷えた飲み物でも体の中では“温活”ができるんです。ただし、冷たいものをがぶ飲みするのはNG。あくまで「ほどよく、楽しく」がポイントです。
そこで今回は、おうちで簡単に作れる 手作りジンジャーエールのレシピ をご紹介します!
【手作りジンジャーシロップのレシピ】
【材料】(シロップ)
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生姜:200g
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砂糖:500g
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水:2カップ
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シナモン:適量(お好みで)
炭酸水:200ml(お好みで調整)
作り方
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生姜は皮をむいてスライスし、鍋に入れる。
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砂糖・水・シナモンを加えて中火で20分ほど煮る。
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生姜を取り除いて、シロップの完成!炭酸水で割ってお召し上がりください。
シロップは冷蔵庫で保存もできます。炭酸水の代わりにお湯で割れば、ホットジンジャーとしても楽しめますよ。
毎日続けることが大切です
生姜の1日の目安量は、生なら5〜10g程度、乾燥なら1〜2gほど。過剰摂取は胃腸への刺激となることもあるので、適量を心がけましょう。
食事や飲み物にちょこっと取り入れるだけで、冷え対策に大きな差が生まれます。
夏バテ対策といえば「冷たいもの」になりがちですが、「冷やしすぎない工夫」も同じくらい大切です。
ご不明な点や「自分に合った食材が知りたい!」という方は、ぜひお気軽に店舗までご相談ください。あなたの健康づくりを、全力でサポートします!