皆様こんにちは!
パーソナルジムASPI大宮店の坂上です。
「デスクワークをしていると首が重だるい」「マッサージしてもすぐに戻る」——そんな首コリに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
実は、その原因が“斜角筋(しゃかくきん)”にある場合があります。
斜角筋は耳の下から鎖骨の内側にかけて伸びる、細長い筋肉群。
姿勢の崩れや呼吸の浅さによって硬くなりやすく、慢性的な首コリの隠れた原因筋の一つです。

斜角筋とはどんな筋肉?
斜角筋は「前斜角筋」「中斜角筋」「後斜角筋」の3つから構成されます。
いずれも頚椎(首の骨)から肋骨の上部にかけて付着しており、主な働きは首を前や横に倒す、あるいは呼吸の補助(吸気の際に肋骨を持ち上げる)です。
つまり、首の動きと呼吸の両方に関わる、非常に重要な筋肉群なのです。
しかし、現代人の生活ではこの斜角筋が過剰に緊張しやすい環境がそろっています。
長時間のスマホ操作やPC作業、前のめり姿勢での仕事は、頭の重みを支えるために斜角筋を常に使う状態になります。
頭の重さは約4〜6kgと言われ、それを支え続ける首への負担は相当なものです。

斜角筋が硬くなるとどうなる?
斜角筋が緊張すると、単なる首のコリだけではなく、さまざまな症状を引き起こします。
代表的なのは「神経や血管の圧迫」です。
斜角筋のすぐ下には腕に向かう神経束(腕神経叢)や鎖骨下動脈が通っています。
そのため、筋肉が過剰に硬くなると、しびれや冷え、腕のだるさなどを伴う「斜角筋症候群」と呼ばれる状態になることもあります。
また、呼吸にも影響を及ぼします。
斜角筋は吸気筋として働くため、常に緊張していると胸郭(肋骨周り)の動きが制限され、浅い呼吸になりがちです。
これにより酸素供給が減り、自律神経のバランスが乱れることで、疲労感や頭痛、集中力低下などの不調が現れやすくなります。
自分でできるセルフケア
斜角筋は深部にあるため、強く押しても届かないことが多い筋肉です。
過度なマッサージはかえって炎症を招くこともあるため、「押す」よりも「伸ばす」意識が大切です。
- 姿勢リセット
背筋を伸ばして座り、肩の力を抜き、顎を軽く引きます。これだけでも斜角筋の負担が減ります。 - ストレッチ
首を軽く横に倒し、倒した側と反対の手で鎖骨を押さえるようにします。そのまま深呼吸を繰り返し、首の側面の伸びを感じましょう。 - 深呼吸
肋骨を広げるように大きく吸い、ゆっくり吐くことで、斜角筋の「呼吸補助筋」としての働きをリセットできます。
1日数回、1分でも続けることで、徐々にコリが和らぎ、首の軽さを感じられるようになります。

根本改善のポイント
斜角筋のコリは、単に首だけの問題ではありません。
背中や骨盤の歪み、呼吸の浅さ、ストレスなど、全身のバランスが関係しています。
そのため、デスク環境を整える、肩甲骨を動かす習慣を持つ、十分な睡眠をとるなど、生活習慣からの見直しも大切です。
まとめ
首コリの原因が「斜角筋」にあることは意外と知られていません。
肩をもんでも取れないコリや、深い場所の違和感を感じる方は、この筋肉に目を向けてみてください。
毎日の小さな姿勢習慣の積み重ねが、首の軽さと快適な呼吸を取り戻す第一歩になります。












