〜固有受容器を味方につけて、柔軟性を本質的に改善する方法〜
みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPI浦安店の工藤です!
■ その「イタタタタ!!」本当に正しいストレッチ?
「柔軟性を改善したい!」
「筋肉をグイグイ伸ばしていくのが正しい!」
そう思って 痛みに耐えながらストレッチ をしていませんか?
しかしそのストレッチ、実は逆効果かもしれません。
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「頑張ってるのに柔らかくならない」
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「痛くて継続できない」
そんな“ストレッチ難民”に向けて、今日は 科学的根拠に基づいた正しい伸ばし方 を解説します!

■ まず知ってほしい:人には“センサー”がある
人間の体には、外の刺激や体の内部情報をキャッチする 感覚受容器(センサー) がたくさん存在します。
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皮膚
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筋肉
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関節
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内臓
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目・耳・鼻・舌 など
これらのセンサーが刺激をキャッチし、脳に情報を送り、
私たちは 姿勢を保ち、動き、バランスを取ることができる のです。
■ 柔軟性には「固有受容器」が重要
センサーの中でも、身体の位置や動きを感じ取る専用のセンサーがあります。
それが 固有受容器(プロプリオセプター)。
特に重要なのが…
● 筋紡錘(きんぼうすい)
筋肉の「長さの変化」を感知するセンサーです。
筋肉が急激に伸ばされると
➡ 伸長反射
という反応が起こり、逆に筋肉をギュッと縮めようとします。
これが、痛いストレッチで筋肉が固まってしまう原因。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢が続くと、筋紡錘が働きやすくなり、
少し伸ばされただけで
「危険!これ以上伸びたら切れる!」
と反応してしまいます。
つまり、痛みがある状態で伸ばすほど筋肉は固くなるという悪循環。
■ 皮膚を“軽く摩る”だけで変わる
いきなり強く伸ばすのではなく、
まずは伸ばしたい部分の 皮膚をやさしく摩ってみてください。
そして軽くストレッチすると…
痛み、和らいでいませんか??
なぜ皮膚を摩ると伸びやすくなるのか?
皮膚をさすると Aβ(エーベータ)線維 が働きます。
これは“痛みを抑える働き”を持つ神経です。
Aβ線維が働くことで
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痛みのセンサー(侵害受容器)
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伸ばされると縮む反応(伸長反射)
が抑制され、筋肉がリラックスして伸びやすくなるのです。
例えば身体をぶつけた時に思わずその場所をさするのも、まさにこの仕組み。

■ 正しいストレッチは「摩る → 伸ばす」
柔軟性を上げるコツはこれだけです。
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皮膚を軽くさすって筋肉の防御反応を弱める
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痛みのない範囲でゆっくり伸ばす
これだけで、ストレッチの効果は大きく変わります!
痛みに耐える必要はありません。
■ まとめ
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痛みに耐えるストレッチは筋肉が逆に固まる
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カギは「固有受容器(筋紡錘)」
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まず皮膚をさすって防御反応を下げる
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痛くない範囲でゆっくり伸ばすことが柔軟性改善の近道











