こんにちは!
パーソナルジムASPIの牧子です!
みなさんは筋トレをする際、どんなことを意識されているでしょうか?
テクニックの一つとして「頸反射」というシステムをご紹介します!!
「頸反射」とは?
全員が生まれつき持っているシステム(反射)のことで、正式名称は「緊張性頸反射」といいます!
この反射は首を倒すことで力が入りやすくなるといったもの!
例えば、
顎を引く→上半身は屈曲しやすく、下半身は伸展しやすい
例)アームカール時、ダンベルを下ろすときに顎を上げると屈曲しやすくなる
顎を上げる→上半身は伸展しやすく、下半身は屈曲しやすい
例)スクワット時、しゃがむ時に顎を上げると股関節が屈曲しやすくなるのでしゃがみやすく、立ち上がる時は少し顎を引いたほうが伸展しやすくなる
という簡単なもの!
無意識にやっている方もいるのではないでしょうか?
利用するとどうなる?
反射により力が発揮されやすくなることが最大のポイントです!
スポーツ選手であれば、
・野球のピッチング時の動作で、頸反射を利用することでよりスピードのある球が投げられるようになる
・サッカーのボールを蹴る動作で、頸反射を利用することでより遠くへ蹴られるようになる
などのパフォーマンスアップが期待できます!!
トレーニーであれば、
・筋力アップ
・筋肥大
これらを狙う場合に利用すると、高重量が挙がりやすくなるというメリットがあります!
普段のトレーニングで無意識に使っている人は、あえて使わないことで真の筋力が確認できてしまう恐ろしさがありますね…笑
使えていなくて力が入りにくい筋トレ初心者は、逆にこの反射が弱くなっている可能性があり、共縮という現象が起きている可能性があります。
・もも裏(ハムストリングス)を使いたいのに、もも前(大腿筋膜張筋)に力が入ってしまう
・腕の前側(上腕二頭筋)を使いたいのに、二の腕(上腕三頭筋)に力が入ってしまう
これらの悩みは初心者あるあるで、狙いたい筋肉に刺激が入らなければ期待している効果が出にくくなってしまいます。
この反射を意識して使うだけでも狙った筋肉を使う感覚が掴みやすくなるので、イマイチ使えているかわからない場合はこれも意識してみてください!!
ただし、そうすることでいつもより重たいものが挙がりやすくなるので、充分なウォーミングアップとクールダウンをお忘れなく!
まとめ
いかがだったでしょうか?
筋トレ上級者はすでに使っている可能性が高いですが、あえて使わずに実力を試してみるのも面白いかもしれませんね(^^)
また、なかなか筋肉を使う感覚が掴めない方は使って確かめてみるのもアリです!
そして、アスリートの方は”その一瞬”のために全力を出せるよう、この反射を利用してパフォーマンスアップを狙ってみてください!
他にも2種類の反射がありますので、それはまたの機会にご紹介させていただければと思います!
どうぞお楽しみに!!
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました!!!