みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPI 新垣です!
今年も10月となり秋らしい気候になってきましたね!
スポーツの秋とも言われる季節ですので、この時期にトレーニングやスポーツなど、新たに運動を始めようと思っている方も多くなってきたのではないでしょうか?
本日は、私たち人間の生命活動をする上で必要不可欠な『呼吸』について書いていきたいと思います!
ちなみにみなさんはこの『呼吸』の重要性についてどう考えていますでしょうか?
基本的には無意識下でも自然と行われる生命活動ですので、特に意識しなくても問題なく出来ていると思っている方が多いのではないでしょうか?
ですが実際は、上手に呼吸が出来てる方は非常に少ないです!
私も普段からトレーニング指導を行わせていただいていますが、上手に呼吸が出来ているお客様は1~2割ほどです。
こういった呼吸のエラーが原因となり、猫背・巻き肩などの姿勢不良、肩こり・腰痛といった身体の不調を起こしてしまっている方も少なくありません。
今回は、この呼吸についての基本的な知識に触れ、自身の呼吸について興味を持つ一つの機会にしていただければと思います。
呼吸の種類
胸式呼吸
呼吸を行う際に胸が膨らむ時に行われている呼吸を指します。
主に日常生活や、スポーツなどの運動時にはこちらの呼吸法になっている事が多いです。胸式呼吸の場合は横隔膜の動きが少なく、その分素早く呼吸をするのに適した呼吸です。
腹式呼吸
呼吸を行う際に腹部が膨らむ時に行われている呼吸を指します。
主に睡眠時などにはこちらの呼吸法になっている事が多いです。横隔膜を大きく動かす事で、ゆっくり深い呼吸が可能となり、副交感神経が刺激されストレスの軽減にも繋がります。
一般的に起こりやすい呼吸のエラー
先ほど上げた2つの呼吸方法のうち、腹式呼吸が上手に行えていない事で姿勢や体調にエラーが発生する事が多いです。
腹式呼吸が行えなくなると横隔膜が硬くなってしまいます!
その結果
・交感神経優位となり疲れやすい
・反り腰や巻き肩などの姿勢不良
・慢性的な肩こりや腰痛
といった多くの不調が発生してしまいます。
細かなメカニズムの話は省略させていただきますが、呼吸にエラーが出てしまうだけで、身体にこれだけ多くの不調をもたらしてしまう可能性がある事は、頭に入れておきましょう!
腹式呼吸のチェック
腹式呼吸が正常に行えている場合、横隔膜の収縮により腹部の空気圧は前後左右の360度全方位にかかります。
そのため、お腹が膨らむのは勿論ですが、背中側も同様に膨らむのが正常です。
背中に手を当てて大きく息を吸ってみて下さい。
この時に背中側の拡張が感じられない方は、腹式呼吸が上手に行われておらず呼吸が浅くなってしまっている可能性があります。
チャイルドポーズ
先程の腹式呼吸チェックで、背中側の拡張が感じられなかった方には、こちらのエクササイズがオススメです!
①5秒ほどかけてゆっくり鼻から息を吸います
②息を吸った際に背中・腰回り・お尻の筋肉が拡張するのを意識します
③5秒ほどかけて口から息を吐いていきます
④吐ききったら2~3秒キープして①から繰り返します
まとめ
いかがでしたか?
普段あまり意識することのない作業になるかと思いますが、1つエラーが発生してしまうとこれだけ多くの不調に繋がるリスクがあります。
私たちが1日に行う呼吸数は2万9千回と言われております。
エラーが出た状態で約3万回も繰り返せば、不調が出てしまうのは至極当然の事ですね。
ただし逆に言えば、この呼吸が適切に行えるだけで、あなたの身体の悩みを改善できる可能性も秘めているという事です!
より身近に行われる作業だからこそ、意識的に整えていくようにしてみましょう。
次回は呼吸と反り腰、呼吸と肩こりの繋がりなど、より細かなメカニズムも加えてお話をしていきます!
それでは次回の投稿もお楽しみに!