皆様こんにちは!
パーソナルジムASPI西新宿7丁目店の福井です!
本日は多くの日本人が主食とすることが多いのではないでしょうか?
炭水化物の1つ→「白米」についてお話しします。
皆様は普段から運動の習慣がありますか?
ない場合でも、お仕事が立ち仕事・荷物を運ぶことが多いなどの場合はそれも一種の運動に当てはまるかもしれません!
今回はタイトルにもあるように、運動をしていない人は白米の摂り過ぎに注意する必要があることをお伝えします!
本来炭水化物から摂取した糖は、エネルギーに使われやすい形まで分解され、各組織で使われます。使い切れなかった糖は肝臓や筋肉に蓄えられます。
特に【筋肉で蓄えられる量】が多いです。
普段全く運動しない方は、筋肉で糖を使う機会がありません。
そのため、糖が常に溜まった状態であり、新たに糖が入ってきたとして蓄えることができません。
そして運動していないことで筋肉量が少ないと、糖の蓄えられる量も少なくなっています。
蓄えられないでいると血糖値が上がり続け、それを下げようとインスリンが大量に放出されます。
※インスリン(血糖値を下げるために排出されるホルモン)
その結果血糖値が急に下がり、集中力の低下、眠気、冷や汗、動悸、不安感などの症状が起こります。
また余った糖は中性脂肪に代わり、脂肪細胞に蓄積されます。
これがちまたで言われる「炭水化物を食べて太ってしまった」と言われる由縁です。
反対に痩せてしまうこともあります。
「太る」は理解できると思いますが、「痩せる」については疑問だと思います。解説します!
血糖値の急降下により低血糖となると、交感神経系のホルモンが分泌されます。それにより糖新生が促されます。この機能は余計にエネルギーを使います。
※糖新生:脂質やタンパク質から新しく糖を作る機能のことです。
そして糖新生は肝臓・腎臓に負担をかけます。肝臓・腎臓の機能が低下すると消化吸収能力が落ちてしまいます。消化吸収能力が落ちるということは、食べたものが身にならないということになります。
要約しますと
→食べた糖が溜め込む場所がなく脂肪に変換される
→低血糖となりタンパク質・脂肪を分解して糖を作り出す(エネルギー消費が大きい)
→同時に肝臓に負担をかけて消化吸収能力を下げる
→食べても身にならない
→痩せる
です!
さらに条件が重なると代謝が大きく低下し、脂肪蓄積に傾いて太っていく方もいます。
ではどうやって改善していくかについては、
1、運動をして筋肉をつける
2、血糖値を上げにくい炭水化物を選択する
(玄米、オートミール、押し麦、サツマイモなど)
3、少量頻回食にして、一回の炭水化物量を減らす。
です。
現代では運動ができずに筋肉量が減っている方が多くいます。
その方が白米をモリモリ食べた後に眠くなったり、集中力が低下するのは至極当然の反応です。
1940年代の方達は炭水化物の摂取量が全体の80%です。
ですが毎日身体を動かし、グリコーゲンとして蓄えられる許容量が今とは比べ物になりません。
炭水化物摂取は重要です。
しかし体質・生活リズム・運動頻度に合わせた摂り方が必要になります。糖質制限により体調が良くなるのも、血糖値の変動が少なくなることが関係しています。
炭水化物を抜くという選択肢ではなく、炭水化物をどのように摂取したら一番身体に負担が少ないかを考えて生活していきましょう!