みなさん、こんにちは! パーソナルジムASPI柏店 管理栄養士・店長の大本です。
今回は、ジュニア期のスポーツアスリートに向けた食事についてお話しします。
ジュニア期は体の土台を作る大切な時期であり、栄養がとても重要です。
お子様の体づくりの参考になれば幸いです。
朝食をしっかり食べる
運動や勉強のエネルギー源となるのが朝食です。 朝食には以下のような役割があります。
・体調の維持
・体温を上げる
・生活リズムを整える
しかし、朝は忙しく時間がないことも多いため、「簡単に準備できる朝食」を心がけましょう。
簡単な朝食を用意するコツ
・野菜をたっぷり使った具沢山の味噌汁を用意する
・夕食の一部を翌朝の朝食用に取り分けておく
・そのまま食べられる果物を用意する
・開けてすぐに食べられるヨーグルトや納豆、卵を活用する
・冷凍野菜を電子レンジで解凍して副菜を用意する
おやつ選びも手を抜かない
ジュニアアスリートは運動によってエネルギーを消費するため、適切な栄養補給が欠かせません。
・運動1時間前:炭水化物が豊富なおにぎりや果物など
・運動直前:ゼリー飲料やスポーツドリンクなど
・運動後すぐに食事が取れないとき:サンドイッチ+牛乳など、タンパク質と炭水化物を意識した補食を摂る
「いいもの」を「いいタイミング」で「適量」を守る
この3点を習慣化することで、スポーツに適した体づくりと将来の土台が形成されます。
・いいもの
主食+主菜+副菜(2品)+果物+乳製品
・いいタイミング
朝食・昼食・夕食+補食(おやつ)をきちんと食べる
・適量を守る
運動をしていない子供よりも多めに摂る
プロテインなどのサプリメントよりもバランスの良い食事を
必要以上にプロテインなどのサプリメントを摂取すると、過剰なタンパク質が体脂肪として蓄えられる可能性があります。 これはタンパク質に限らず、他の栄養素にも言えることです。
サプリメントはあくまでも栄養補助食品なので、体調不良時や遠征時など、通常の食事が難しい場合に活用する程度にとどめましょう。
もうすぐ新学年になるお子様を持つ方もいらっしゃると思います。 子供のうちからしっかりとした食習慣を身につけ、将来の活躍につながるサポートをしていきましょう!
参考資料
日本栄養士会「成長期のジュニアアスリートの栄養」