みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPI川口店の北川です。
いよいよ冬の気配が近づき、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。
手足の冷え、肩こり、疲れが取れにくい…そんな症状を感じていませんか?
「血行が悪いのかな?」と思われがちですが、
実はその冷え、“姿勢の歪み”が原因かもしれません。
本日は「姿勢」と「血流・代謝」の関係を科学的に解説しながら、
冬の冷えを根本から改善するためのポイントをお伝えしていきます。
❄️ 姿勢と冷えの意外な関係
寒い季節になると、私たちは自然と背中を丸め、肩をすくめがちになります。
この猫背姿勢は、胸や肋骨の動きを制限し、呼吸を浅くしてしまう原因になります。
呼吸が浅くなると体内に取り込まれる酸素量が減り、血液の循環が悪化。
結果として、体の末端(手足)まで十分な酸素や栄養が行き届かなくなるのです。
特にデスクワークが多い方は、胸郭や背中の筋肉が硬くなり、
血管を圧迫してしまうことで“冷えやすい姿勢”を作ってしまいます。
🩸 血流が滞ると代謝が落ちる理由
人間の体は、全身の熱の約4割以上を「筋肉」が生み出しています。
特に太ももや背中の大きな筋肉は、**“天然のヒーター”**のような存在です。
しかし、姿勢が崩れて筋肉が硬くなると、
・血流が滞り熱が運ばれにくくなる
・筋肉のポンプ作用が弱まり、血液の循環が悪化する
・基礎代謝が下がり、体温維持が難しくなる
といった負の連鎖が起こります。
「活動量の低下が微小血管の機能を下げ、代謝率を低下させる」と報告されており、
つまり、姿勢不良=筋肉の活動低下=代謝の低下=冷えやすい体質という構図が成立します。
🧘♀️ 自律神経も姿勢に影響される
姿勢は、実は“神経”にも影響を与えています。
猫背や骨盤後傾などの姿勢では、背骨のラインが歪み、
その中を通る**自律神経(交感神経・副交感神経)**の働きが乱れやすくなります。
交感神経が過剰に働くと、血管が収縮し体温が下がります。
一方、副交感神経が優位になると、血管が拡張してリラックス状態になり、体温も上がりやすくなります。
つまり、正しい姿勢を保つことは「血管を広げるスイッチ」を入れることでもあるのです。
🏋️♀️ 冷えを防ぐための姿勢リセット3ステップ
① 胸を開くストレッチ
両手を背中で組み、肩甲骨を寄せるように胸を開く。
浅い呼吸を改善し、血液の循環を促進します。
② 肩甲骨を動かすエクササイズ
腕を大きく回したり、壁に手をついて肩甲骨を寄せる動きを意識。
上半身の血流が改善し、冷え・こりの予防に効果的です。
③ 骨盤を立てる体幹トレーニング
椅子に座り、骨盤を前後にゆっくり動かして「立てる感覚」を意識。
腹横筋や骨盤底筋を活性化し、内臓温度の維持と代謝向上に繋がります。
ASPIのパーソナルトレーニングでは、これらを単なるストレッチではなく、
「呼吸・神経・姿勢」を連動させた機能的コンディショニングとして指導しています。

🌿 まとめ
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猫背などの姿勢不良は、呼吸・血流・代謝すべてを低下させる
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筋肉の硬直が“熱を生み出せない体”をつくり、冷えの原因に
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姿勢を整えることで、自律神経・血流・代謝の3つが同時に改善
つまり、姿勢を整えることは、体を内側から温めること。
冬の不調を根本から改善したい方は、ASPIと一緒にまずは「姿勢」から見直してみましょう。











