知らなきゃ損!Joint By Joint理論について学ぼう!!!

2021.02.22

こんにちは!

パーソナルジムASPIの犬塚です!

 

今回は、機能的な動きを身につけたり、怪我を予防する上でぜひ知っておくべき

joint By Joint(ジョイント・バイ・ジョイント)理論

について紹介していきます!

筋トレを正しいフォームで行う上でも非常に役に立つ考えですので、ボディメイクされている方もぜひご覧になってください!

 


①Joint By Joint理論とは

Joint By Joint理論は、ストレングス&コンディショニングのリーダー的存在であるMichael Boyle氏と理学療法士のGray Cook氏によって提唱された理論で、動作において、身体の関節がそれぞれの役割を持って個別に働きながら、複数の関節を同時に協同して働かせることが機能的な動作に結びつく」という考えから生まれました。

Joint By Joint理論のポイントは以下の通りです。

 

〜ポイント〜

①関節は”モビリティ関節””スタビリティ関節”に分類される

”モビリティ関節””スタビリティ関節”は各関節交互に存在する

③各関節がそれぞれの役割を果たし、協同することで機能的な動きが可能となる

 

それでは、各ポイントについて解説していきます!

 

関節は”モビリティ関節””スタビリティ関節”に分類される

モビリティ関節とは、大きな動きを生み出すのに適した関節で、肩関節や股関節などが該当します。

この関節においては、十分な可動性を保つことが機能的な身体を維持する上で重要です。

対してスタビリティ関節は、安定性の役割を果たす関節で、腰椎や膝関節などが該当します。

この関節においては、動作の際に関節を安定させる能力を保つことが重要です。

”モビリティ関節””スタビリティ関節”は各関節交互に存在する

下の表のように、モビリティ関節とスタビリティ関節は交互に配列されているのが特徴です。

これらの関節が、動きの中でそれぞれの役割を果たし(これを分離と呼びます)、全体として協同して働くことで機能的な動きが可能となるのです。(これを分離と協同と呼びます)

逆にこの分離と協同がうまくいかなくなると、動作にエラーが生じてパフォーマンスの低下や怪我の原因となってしまいます。

具体的な例については、次の項で解説していきます!

注意点として、「スタビリティ関節は、可動性は必要ないのか?」、「モビリティ関節は、安定性は必要ないのか?」というとそうではありません。

例えば、モビリティ関節の股関節も歩行動作の着地時や、切り返し動作の際はスタビリティの役割が求められる時もありますし、スタビリティ関節の腰椎も新体操の競技などでは可動性が求められることもあります。

0か100で考えるのではなく、「動き」において「隣り合う関節同士がどの役割を持ちながら協力して働いているのか」という視点で考えるのが重要です。

 

 

各関節がそれぞれの役割を果たし、協同することで機能的な動きが可能となる

ここからは、Joint By Joint理論がうまく機能しなかった場合、どういった問題が生じるのか見ていきます。

モビリティ関節として股関節や胸椎、肩関節が挙げられますが、デスクワークなど長時間同じ姿勢でいることの多い方はこれらの関節の可動性が低下している傾向にあります。

 

では、このデスクワーカーが久しぶりにゴルフを行ったらどうなるでしょうか?

ゴルフのスイングにおいては、胸椎の回旋、股関節の内旋外旋の可動性の高さが不可欠です。

*因みによく腰を回せといいますが、実は腰椎の回旋可動域は約5度しかありません。回旋動作は主に胸椎と股関節で作られています。

本来は動くべき股関節や胸椎は硬くて動かせません。この場合、人間は隣りにあるスタビリティ関節(この場合腰椎)を動かそうとするのです。あるいは、肩だけ動かす所謂”手打ち”のようなフォームになってしまいます。

元々回旋の可動域が低い腰椎を無理に回すわけなので、椎間板などにも相当なストレスがかかります。これが腰痛の原因になるわけです。

 

もう一つ筋トレを例に見ていきましょう!

皆さんも見たことあるであろうデッドリフト!非常に優秀な種目ですが、腰を痛めてしまったことがある人も多いのではないでしょうか?

デッドリフトでよく見るエラーパターンが、腰を過剰に反ってしまうフォームです。

そのような方に対して、「お腹に力を入れて!」や「体幹を鍛えましょう!」とアドバイスされることが多いですが、体幹が弱いことだけが原因でしょうか?

Joint By Joint理論に当てはめて分析してみましょう!

デッドリフトの正しいフォームにおいては、胸椎を伸展させて胸を張ることがポイントです。

しかし、これも現代生活の影響で胸椎が丸まり、伸展が出来ない方が非常に多いです。

このような方に「胸を張って!」や「背筋を伸ばして!」と言っても胸椎は動かないので、そうなると隣にある腰椎や頚椎を過剰に反ってしまい、腰や首の痛みに繋がるわけです。

この場合、どんなに体幹を鍛えても胸椎が動かない限り腰椎を伸展させようとしてしまうので、必要なのは体幹トレーニングではなく胸椎の可動性を広げるトレーニングになります。

胸椎や股関節などのモビリティ関節が十分に動き、腰椎などスタビリティ関節を安定させる能力もついた時に初めてきれいで機能的なフォームで行うことができるのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は機能的な動きを考える上で不可欠なJoint By Joint理論について見ていきました!

現在関節に痛みのある方や、筋トレやスポーツのフォームが上手に出来ずに悩まれている方、痛みや問題のある部位だけを注目するのではなく、隣合う関節にも注目してみましょう!

隣合う関節モビリティやスタビリティに問題はないのか見ていき、問題があればそこにアプローチすることで、問題が解決する可能性がありますので、ぜひ普段の生活やトレーニングで意識してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

次回の投稿もお楽しみに!

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