みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPIの小松原です!
突然ですがみなさん。
「乳酸」と聞くとどんなイメージがありますか?
あ〜、疲れが溜まる感じのアレね。
と感じる方は多いのではないでしょうか。
たしかに、一般的に「乳酸=疲労の原因」というイメージがありますが、はたして実際はどうなのでしょうか?
今回は、そんな「乳酸」の知られざる効果についてお話ししたいと思います!
そもそも乳酸とは・・・
筋トレのような無酸素系の瞬発的な運動を行うとき、筋肉の細胞内で糖質がエネルギーとして代謝され、体内ではエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)が産生されます。
この、糖質が分解される過程でできる生成物が、乳酸になります。
つまり、、、
糖を分解し、エネルギーとなるATPをつくり出すと同時に、乳酸も生成している
ということになります。
そして、乳酸の蓄積は、筋肉へのストレスとして脳に伝達され、下垂体からの成長ホルモンの分泌を促進させます。
「成長ホルモンを出してくれる!?なんか良さそう!」
でも・・・
「成長ホルモンってよく聞くけど、実際なんなの?」
と思った方も多いのではないでしょうか!
成長ホルモンというのは、タンパク質の同化作用(合成)や骨の発達を促して、体を成長させるホルモンになります!
そしてこの「体を成長させる」作用は、主にIGF-1(インスリン様成長因子)というものを介して行われます。
IGF-1とは、インスリンに似た構造を持つ成長因子のことで、成長ホルモンが肝臓に働きかけることにより合成・分泌されます。
例えば、筋トレを実施して成長ホルモンの分泌量が増加した場合、それにともなってIGF-1の産生も増えるため、IGF-1を介して筋肉の合成が促進されます。
つまり、成長ホルモンの分泌量が増え、筋タンパク質合成の反応が高くなっている時を狙って、筋肉を合成するための材料となるタンパク質を摂取すれば、筋トレによる筋肥大効果を高めることができるというわけです!
そのため、成長ホルモンの分泌を促進させる「乳酸」が筋肥大に貢献しているということになるのです!
【重要なのは筋トレ前の糖質摂取!】
一旦、ここまでの話を整理しましょう。
- 糖を分解し、エネルギーをつくる際に「乳酸」が発生する。
- 乳酸の蓄積により、脳が成長ホルモンの分泌を促進させる。
- 成長ホルモンの分泌量が増加し、筋タンパク質合成の反応が高くなる。
という流れでしたね!
この一連の流れは、見てわかる通り、糖を分解するところから始まっていますよね。
つまり・・・
そもそも分解する糖がなければ、この反応は起こらない!
ということになります。
何が言いたいかといいますと、、
筋トレ前、ちゃんと糖質摂取してくださいね!
ということになります!
みなさん、筋トレ前の糖質摂取、疎かにしていませんか?
何も食べずに筋トレをしているそこのあなた!もったいないですよ〜泣
筋トレ前の糖質摂取には、単にエネルギー源を補給するだけでなく、乳酸を生成して成長ホルモンの分泌を促す効果もあるということを、忘れないでくださいね!
しっかり糖質摂取して、トレーニング頑張っていきましょう!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回の投稿もお楽しみに〜!