こんにちは!
パーソナルジムASPI横浜店 加塩です。
今年も早くも5月となり、新年度を迎えてからも1ヶ月が経ちました。
新しい学校や職場、部署異動やクラス替えなど、生活に大きな変化が生まれやすい時期ですね。
そのような中でよく言われているのが「5月病」です。
5月はこうした生活の変化や、ゴールデンウィークという大型連休の終わりによる躁鬱感などから、メンタルにダメージを追ってしまいがちです。
今回はそんな鬱気味になりがちな5月病を乗り切るためのポイントをお伝えしていきたいと思います。
なぜ鬱になるのか?
鬱になる要因のひとつとして、”セロトニン”の低下があります。
セロトニンというのは神経伝達物質のひとつで、”ドーパミン”や”アドレナリン”などを制御する役割があります。
神経伝達物質というのは一般的に脳内ホルモンとも言われているもので、簡単に言うとドーパミンは幸福感を得るホルモンで、アドレナリンはヤル気を出すホルモンです。
共に過剰分泌によるマイナスイメージが人によってはあるかもしれませんが、適度な分泌が必要です。
つまり、セロトニンがしっかり機能しないと、喜びの感情が鈍くなり、意欲も削がれてしまうのです。
逆に、セロトニンをしっかり生成すれば鬱になる可能性は低くなるということですね。
セロトニンを生成させるには?
まずはセロトニンの材料をしっかり体内に用意しておくことが重要です。
セロトニンの材料は”トリプトファン”というアミノ酸の一種です。
「アミノ酸なんて普段摂取しないよ」という声が聞こえてきそうですが、これはタンパク質のことです。
肉、魚、大豆製品や乳製品といったタンパク質を日頃から摂取しておくことが大事です。
「朝からそんなのしんどいよ」という方は、バナナもオススメです。
トリプトファンの含有量自体はそこまで多くはないものの、食物繊維やむくみに効果的な”カリウム”が含まれています。
バナナと一緒にヨーグルトや牛乳を摂取すればトリプトファンもしっかり摂取できます。
セロトニンを機能させるには?
さて、セロトニンの材料を揃える方法が分かったところで、それを機能させるにはどうしたら良いか見ていきましょう。
料理と同じで、食材だけ揃えても何もしなければ料理はできません。
セロトニンを機能させるには日光を浴びることと、適度な運動が必要となります。
日光を浴びることで、目の奥の”視床下部”というところに光の刺激が感知されます。
すると、その刺激(信号)を受け取った脳みそは”松果体”という部分を介して、セロトニンを機能させるわけです。
適度な運動もセロトニンの機能を促進すると言われています。
特に有酸素運動などの一定のリズムは、脳を落ち着かせ、集中力などを向上させる”α波”という脳波を生成するという研究もあります。
つまり、しっかり朝食を摂って、朝日を浴びて軽いジョグをするのが効率的ということですね。
よく早朝に運動をしている活き活きとした健康的な年配者様は、こうした健康の秘訣があったわけですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は5月病の原因と改善法についてお伝えしました。
もちろん、これらは5月に限らずオールシーズンで活かせますので、ぜひ活用してみてください。
何か一過性のアクションで改善するのではなく、日頃からの食事や運動習慣が根本改善のカギとなります。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考:
厚生労働省(e-ヘルスネット):「セロトニン」【https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-074.html】
jstage:「有 酸 素 運 動 に お け る 脳 波 ・血 中 β-エ ン ド ル フ ィ ン の 動 態」【https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm1949/45/5/45_5_519/_pdf】