皆さんこんにちは!
パーソナルジムASPI恵比寿西口店の小長井です!
下半身を鍛えていくうえでスクワット、デッドリフトはともに積極的に取り入れていきたい種目です。
今回はそんなスクワットとデッドリフトの違いについて解説していきます。
スクワットとデッドリフトの違いとは?
膝関節(膝)の使用頻度
スクワット
骨盤前傾位を保ちつつ、少なくとも股関節と膝関節(膝)が同じ高さになるところまでしゃがんでいくことが基本動作になります。
膝の関与が高いため、前腿(大腿四頭筋)が優位に活躍することが特徴です。
デッドリフト
骨盤前傾位からヒンジ動作を行い、股関節を支点に体幹を前に倒していく動作が基本になります。
スクワットと比べ膝はわずかに屈曲しており、その分お尻を吊り上げる動作を行っているため腿裏(ハムストリング)が優位に活躍していきます。
※ヒンジ動作が何か気になる方は【ヒンジって言葉聞いたことがあるでしょうか?】という記事を参照してみてください!
短縮、伸張フェーズ
スクワット
バーを担いでの場合、開始姿勢では下半身の筋肉はそこまでの活躍はみられません。
正しい姿勢のままいかに深く入る(しゃがむでいるボトムポジション)ことができるかが特に重要であり、その瞬間に筋肉が伸長を起こし活躍が促されていきます。
浅いスクワットでは活躍する筋群も前腿(大腿四頭筋)のみなど限定的になってきます。
そのためスクワットの場合、開始姿勢→ボトムポジション時の筋肉が伸ばされている(伸張)ときが特に重要視されます。
※お尻、腿裏、内腿など下半身全体への刺激を表現する場合には、最低でも膝と股関節が同じ高さまでは下がりたい
デッドリフト
開始姿勢はスクワットと真逆でボトムポジションからになります。
またお尻がスクワット時よりも高い位置にあり、腿裏(ハムストリング)にストレッチがかかった状態になります。
そこからコア、下背部を安定させてた状態で床を蹴り上げるようにしながらバーを持ち上げていきます(トップポジション)。
デッドリフトの場合、開始姿勢→トップポジション時の筋肉を縮めながらの運動(短縮)が特に重要視されます。
使用する筋肉
スクワット
バーは担ぐ形になるため上背部の筋力(抵抗力)が必要になってきます。
またボトムポジションに入っていく際には臀筋群、ハムストリング、内転筋群が総動員して使用されていきます。
ボトムポジション→上昇局面では大腿四頭筋が唯一の膝関節伸展動作にかかわってくるため、デッドリフトに比べて前腿(大腿四頭筋)の活躍がみられるのも特徴です。
デッドリフト
バーを床から持ち上げるため、上背部もそうですがスクワットよりも下背部の関与が高まってきます。
お尻の開始位置がスクワットに比べて高い位置にあるため、ハムストリング(腿裏)の関与が高くなります。
またスクワットと違い、ものをしたから引き上げる動作になるため、グリップ力に加えて背中全体でも体幹の安定を行っていくため、筋の長さは変わらずとも上半身(背面全般)の筋肉も使用されているのも特徴的です。
スクワット、デッドリフト(基本的どの種目でも言えることですが)ともに共通している部分としてはコアの力を十分に発揮して体幹全体を安定させることが重要になってきます。
まとめ
スクワット、デッドリフトどちらがいい!ということはありません。
動きにそれぞれ違いはあれど共通している部分としては下半身の動員がなされているという点です。
もちろん、無理をしないことが一番ではありますが、もしも膝をケガしているのであればスクワットは避けるべきですし、腰に違和感があるのであればデッドリフトも様子を見た方がよいでしょう。
身体の使い方、(筋肉への)刺激の入れ方も変わってくるため優劣をつけることなく両方とも行うことが下半身の強化にもつながってきます。
それではまた次回まで!