皆さんこんにちは!
パーソナルジムASPI恵比寿西口店の小長井です!
突然ですがお尻に効かせるスクワットとは何でしょうか?
フルスクワット、パラレルスクワット、ハイバー、ローバーなど様々なやり方がありますが、今回は科学的に一番お尻に入りやすいスクワットについて考えてみたいと思います!
競技から考えるスクワットの種類
競技種目で考えると大きくみてスクワットには2種類あります。
①オリンピック競技で行われているようなスクワット、もう一つが②パワーリフターが行うスクワットです。
①の場合、ハイバーのフルスクワットで行われることが多いです。
フルスクワットとはスクワット動作をフルボトムポジションまで行うスクワット(下画像参照)のことを指します。
バーのポジションは首後ろで担ぐような形(筋肉で言うと僧帽筋上部あたり)になります。
ただしフルスクワットは骨盤の形状によってもできる方、できない方がおり無理に行ってしまうとバットウィンクを引き起こし(腰が丸まってしまう動作)、結果として腰に過度な負担がかかり(腰を)痛めてしまう可能性などもあるため初めに自身ができるのかはトレーナーなどに見てもらった方が安全です。
一方②の場合、上半身が①の時よりも前傾姿勢になり膝とお尻の高さが同じくらいまでしゃがむようなスクワットになります。
膝とお尻のラインが平行線で一致しているため、パラレルスクワットと呼ばれることがあります。
またこのスクワットではバーの位置が①の時よりも下になり(肩甲骨上部あたり)、ローバーと呼ばれます。
※逆にバーが高い位置では腰への負担なども起きてしまい、前傾姿勢もとりづらくなってしまいます
お尻の力が最大限発揮されるためには?
お尻の力が最大限発揮されるためにはどうすればいいのかを考えるために、トルクと言う少し難しいお話をさせていただきます。
トルクとは回転軸まわりに生じる【物体を回転させる力】のことを言います、何を言っているのかわかりづらいですね笑
例えるなら工具のレンチを使用しているときがわかりやすいかもです!
対象のネジを締める時に力を加えながら回していくかと思いますが、その時のネジを回転させる力のことをトルクと言います。
計算式としては対象物体にかかる力(トルク)=ネジと力が発生している距離×その力 (下画像参照)になります!
※距離はネジと力の垂直距離になります(重要)
結局なんのスクワットがお尻に効きやすいのか?
トルクがわかった前提でお話を進めさせていただくと、お尻に最大限刺の激を入れるためにはお尻が最大限使われているポジションにもっていければ良い!ということになります!
言い換えるなら対象の扱っている重量に対してより長い距離があるスクワットを行うことでお尻を最大限活躍させることが出来ます。
※大前提としてお尻に最大のストレッチがかかるのがパラレルからになります(そのためパラレルでもフルでもお尻には同等のストレッチがかかっている状態になります)
フルスクワットとパラレルスクワットそれぞれを図で表すと以下のようになります(下手くそですみません)
対象の重量に対してより長い距離が生まれているのはパラレルスクワットになります
つまりお尻を効かせるという観点で考えればフルボトムまでしゃがむ必要はなく、パワーリフターのように【前傾姿勢】なパラレルスクワットが行えると十分な刺激を生み出すことが出来ます!
まとめ
フルスクワットが悪いということを言いたいのではなく、あくまでお尻の成長を最優先に考えた場合のスクワットの仕方になります。
フルスクワットではその分、膝関節の関与も入ってくるため大腿四頭筋の成長につなげることが出来ます!
参考になれば幸いです、それではまた次回まで!