エクササイズの一種である「ピラティス」は、スクールごとにさまざまなレッスンコースが設けられています。代表的なレッスンコースのひとつに「ベーシックピラティス」がありますが、具体的にどのようなコースなのか気になる方もいるでしょう。
この記事では、ベーシックピラティスの基本的な情報やベーシックピラティス以外のレッスンコースの種類、ピラティスのおもな効果などを解説します。
ベーシックピラティスはピラティスのレッスンコースのひとつ
ベーシックピラティスとは、ピラティススクールが設けるレッスンコースのカテゴリのひとつです。一般的には、ピラティスの基本を学べる入門コースにあたるレッスンがベーシックピラティスと呼ばれます。
ベーシックピラティスのレッスンでは、ピラティスの基本動作やエクササイズのポイント、呼吸方法、ピラティスの歴史などを学べます。前述のとおり、ベーシックピラティスは入門コースのため、ピラティス初心者の方に向いています。
なお、レッスンコースの名称はピラティススクールによってさまざまです。入門コースにあたるレッスンが、必ずしも「ベーシックピラティス」という名称ではありません。
ただし、レッスン名に「ベーシック」とついているコースは、初心者向けの入門コースであることが多いです。
そもそもピラティスとは?
ピラティスとは、心身のバランスを整えたうえで身体の柔軟性や筋力を高められるエクササイズのことです。1900年代にジョセフ・ピラティス氏によって開発されたエクササイズで、もともとは第一次世界大戦中の負傷兵のリハビリとしておこなわれていました。
その後はアメリカを中心にピラティスが徐々に広まっていき、現在では世界中で日常的に実践されるエクササイズのひとつになっています。
ちなみに、現在普及しているピラティスは「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類です。
マットピラティスは、マットのうえでおこなうエクササイズです。マットさえあれば実践できる手軽さが魅力で、ピラティス初心者の方に向いています。
一方、マシンピラティスは、専用の器具を使っておこなうピラティスを指します。特定の部位にピンポイントで負荷をかけてエクササイズできるため、気になる部位を引き締めたい方におすすめです。
ベーシックピラティス以外のおもなレッスンコース
入門コースであるベーシックピラティスのほかには、ストレッチに重きをおいたコースや中級者以上に向けたコースもあります。
中級者以上向けのレッスンは動きがテンポアップし、スピード感や身体への負荷も増す点が特徴です。ピラティスの基本的な取り組み方を理解している方は、中級者以上に向けたレッスンコースに挑戦しても良いかもしれません。
ピラティスのおもな効果
ピラティスは、身体にさまざまな良い効果をもたらすエクササイズです。ピラティスをおこなうことで、おもに以下の効果が期待できます。
- インナーマッスルを鍛えられる
- 姿勢改善が期待できる
- 冷え性の改善が期待できる
- 集中力を高められる
以下でピラティスのおもな効果を詳しく解説します。
インナーマッスルを鍛えられる
ピラティスには、身体の内側にある筋肉「インナーマッスル」を鍛える効果があります。インナーマッスルは美しい姿勢を保つために欠かせない筋肉で、身体を支えるコルセットのような役割があります。
また、インナーマッスルを鍛えると、運動パフォーマンスの向上も期待できます。運動パフォーマンスが向上すれば身体を動かしやすくなるうえ、怪我の予防や腰痛・肩こりなどの身体の不調改善にもつながります。
姿勢改善が期待できる
ピラティスは姿勢改善にも期待できます。インナーマッスルを鍛えて体幹を安定させることで背骨や関節の位置を調整し、自然と良い姿勢が保てるようになります。姿勢改善をおこなうことで見た目印象が美しくなるだけでなく、猫背や反り腰、肩こりなどの悩みを解決できることがあります。
また、ピラティスを継続しておこない柔軟性を高めることで、一時的なものではなく持続的な姿勢改善が期待できます。美しい佇まいをずっと保ちたい方にはおすすめです。
冷え性の改善が期待できる
ピラティスは冷え性に悩んでいる方にもおすすめです。ピラティスでインナーマッスルを鍛えると身体の基礎代謝が上がるため、より冷えにくい体質になるでしょう。
また、ピラティスは呼吸を意識しておこなうエクササイズです。エクササイズ中に深い呼吸をおこなうことで、心臓の動きが活発化して血液の流れが改善されて手足の末端にまで血液が届くようになり、結果的に冷え性を緩和できる可能性があります。
集中力を高められる
ピラティスのエクササイズは、胸式呼吸でおこなうのが基本です。胸式呼吸とは、肋骨の間にある「外肋間筋」と呼ばれる筋肉を使っておこなう呼吸法のことです。
胸式呼吸は自律神経の一部である交感神経を優位に働かせる効果があります。
交感神経は身体を活発な状態に導く役割を持っており、交感神経が優位に働くと心身の緊張が高まって集中力が向上します。
身体を鍛えることを目的とする場合はパーソナルジムに通うのもおすすめ
身体を鍛えるためにピラティスに取り組もうと考えている方は、パーソナルジムに通うことを検討してはいかがでしょうか。
パーソナルジムとは、トレーナーがマンツーマンでトレーニング指導をおこなうジムのことです。個々の目標や身体の状態にあわせたオリジナルのトレーニングを提供するため、より効率的に身体を鍛えることができます。
ピラティスとパーソナルトレーニングのおもな違いは、トレーニング内容にあります。ピラティスは軽めの運動をおこなうケースが多いですが、パーソナルトレーニングでは比較的負荷が高い運動をおこないます。
ピラティスも筋トレも健康的な身体の維持に役立ちますが、筋肉量を増やすことを目的とする場合は、負荷の高い運動で身体を鍛えられるパーソナルトレーニングがおすすめです。
また、パーソナルジムではトレーナーがマンツーマンで指導するため、筋トレ初心者で正しいトレーニング方法がわからない方でも安心して身体を鍛えられます。
パーソナルジムを選ぶ際は、有資格のトレーナーが在籍するかどうかをチェックすると良いでしょう。有資格のトレーナーが在籍するジムなら、専門的な知識にもとづいたトレーニングの提案に期待できます。
まとめ
ベーシックピラティスは、ピラティスの基本を学べる初心者向けの入門コースです。ピラティスに慣れてきたら、中級者や上級者向けのコースを選択することも検討しましょう。
また、身体を鍛えることを目的としている方は、パーソナルジムに通ってトレーニングをするのもおすすめです。パーソナルジムによってプランや特徴は異なるため、ご自身にあった施設を探してみてください。
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この記事の監修者 Supervisor
Pilates Studio Limone 代表 Shunsuke

「今までの経験を活かし、姿勢改善や体の不調を整えることに特化」
理学療法士として約10年の経験を持ち、姿勢改善や身体の不調改善を得意とする。
ピラティスに出会い、その魅力に惹かれて「PHIピラティス」の資格を取得。
塚口のクリニックにてピラティススタジオの新規立ち上げを担当し、ピラティスや自費リハビリに従事。
令和5年1月に独立し、「Pilates Studio Limone」を開業。
理学療法士・ピラティストレーナーとしての知識と技術を活かし、身体の悩みの改善に取り組む。
リハビリでは、腰痛・肩こり・膝痛など、さまざまな症状に対応。
「予防していれば痛みが出なかった」という経験から、健康なうちからのピラティス導入を推奨している。
https://pilatesstudiolimone-fukae.com/