みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPIの元木です
今回はファスティングについて解説していきます
では早速みていきましょう!
ファスティングの歴史
ファスティングとは
ファスティング(Fasting)とは
英語の「Fast:断食する、絶食する」の動名詞で「断食」という意味を指します
ファスティングは、世界ではもちろん、日本でも修行の一環として、時に宗教的な儀式として現在も数多く存在 しています
断食と絶食
断食とは、文字通り食物を一切摂取しません
古来より開悟法や儀式として行われてきた歴史的背景から、宗教的であり、時に辛く厳しいものというイメージがあります
その中でも、水だけで行う方法を絶食といいます
絶食は日常生活を送りながら気軽に行うことは難しく、逆に不調や肥満を招いてしまう場合もあります
近代のファスティング
近年の生命科学・遺伝子工学の進歩は目覚ましく、ファスティングは今までの絶食とは明らかに一線を画します
必要最低限のカロリー、効果を最大限に引き出すためのミネラルやアミノ酸を含んだドリンクを摂りながら行っていきます
水だけで行う絶食とは違い、危険性・空腹感がほとんどなく、日常生活を続けながら行うことが可能です
医療とファスティング
ロシア、ドイツ、フランス、アメリカなどの国では、ファスティングが医療の一環として盛んに行われています
ロシアでは、ファスティングが公衆衛生対策の柱として位置づけられており、保険が適用されます
ドイツでは、国民の10~15%がファスティング経験者で断食センターや断食病院が数多く存在します
日本では、『カネミ油症事件』の際に治療としてファスティングが行われました
ファスティングの必要性
現代は、工場や車の排煙などによる大気汚染や海洋汚染の問題であったり、工業の目まぐるしい発展による加工食品や養殖食品、食品添加物の問題が深刻化しています
どんなに気を付けても、有害物質の侵入を完全に遮断するのは不可能であるといわれているため、定期的な解毒・排毒を行い、体内の環境を健全に保つ必要があるといえます
食事を続ける限り、絶えず繰り返される「消化、吸収、分解、解毒」といった代謝は、消化器官や肝臓といった内臓を酷使し、機能を低下させる原因になります
これらの内臓への負担を、定期的なファスティングにより取り除くことで、消化吸収や解毒・排毒機能が向上し、体熱産生や体内浄化作用が高まります
ファスティングの効果
ファスティングは、単純なカロリー制限をしたり、単一の食物や栄養素を抜いたりするダイエット法とは異なり、体重の減少は付随的なものでしかありません
食を断つことにより、体内に蓄積された毒素の排出、それらに侵され低下していた身体機能の回復はもちろん、人間が本来持っている感覚が研ぎ澄まされ、自然治癒力の向上なども期待できます
そして、結果的に脂肪は減少し、体重も減っていきます
ファスティングのメカニズム
ヒトのメインエネルギーとなるのは、主に糖質と脂質の2つです
ヒトは、体内に糖質を400~750g程度蓄えており、糖質は 4kcal/gのエネルギーがあるため、体内のグリコーゲンの総量は1,600~3,000kcal程になります
身体にとって、糖質は脂質よりも代謝効率が良いため優先的にエネルギーとして使われます
推奨するファスティング方法は、1日500kcal程度のファスティングドリンクを摂取しながら行う、 VLCD(Very Low Colorie Diet)です
VLCDとは、1 日の摂取カロリーを200~600kcal程度に抑えて行う『半飢餓療法』のことをいいます
体内に糖質を 1,600kcal 分蓄えている成人女性がファスティング2日目までで使用可能なエネルギー量は以下のようになります
2日間で使用可能なエネルギー量
= 1,600kcal + (500kcal×2日) = 2,600kcal
この女性の基礎代謝を 1,200kcal/日、
運動代謝を300kcal/日とすると、
2 日間で使用されるエネルギー量
= (1,200kcal+300kcal)×2日 = 3,000kcal
体内に貯蔵されているグリコーゲンはファスティング開始から2日程で尽きることになります
そこから、徐々に脂肪へとエネルギーのスイッチが切り替わっていき、3 日目以降からは脂肪がメインエネルギーとして使われます
つまり、ファスティング 2~3 日でエネルギー源が糖質から脂質へ移り変わっていく時期であるといえます
まとめ
いかがでしたか?
定期的なデトックスとして、ファスティングはとても有効ですね!
本日の内容は以上です!次回の投稿もお楽しみに!