みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPI 新垣です!
本日はタイトルにもある通り、『足』について話していきたいと思います(^ ^)
『足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。』
これは、イタリア盛期ルネッサンスの偉人、レオナルド・ダ・ヴィンチが残した言葉です!
普段、運動やトレーニングをするにあたって、着目されることは少ないと思いますが、”最高傑作”と称されるほど重要な役割をになっています。
みなさんはピサの斜塔をご存知でしょうか?
ピサの斜塔は建築途中で建物に傾斜が生じている事が判明し、完成後でも明らかに斜めになっているのが分かりますね。
ピサの斜塔が建っている地域は海に近い湿地帯であったため、”地盤”が軟弱だったことが原因で傾きが生じたとされています。
人体で”地盤”の役割を担うのは『足』になりますので、この地盤となる『足』に歪みや捻れが生じてしまうと、膝や股関節、最終的には肩周りまで影響を及ぼす可能性があります。
それだけ足の機能というのは重要ですので、この機会に足の役割について学んでいきましょう!
足の構造
足は28個の骨から構成されており、多くの関節や靭帯が存在しています。
これらの組織が複雑に作用しあい、荷重負荷などの強い衝撃にも耐えられるような頑丈な作りとなっています。
また、3つのアーチ構造が存在し、足が地面に接地した際の衝撃吸収、膝や腰への負担軽減といった役割を担います。
①内側縦アーチ:いわゆる土踏まずの部分で、地面に接地しない部分
②横アーチ :横に広がるアーチ構造
③外側縦アーチ:足の外側に存在する内側よりやや低めのアーチ構造
これらの構造が破堤してしまったり、筋肉や関節が正常に機能しなくなってしまうと、膝や股関節など上方にもエラーが波及していきます。
上行性運動連鎖
人の身体は、一つの関節が動くとそれに連動して他の関節も動くという性質があります。
そのため、一つの関節に捻れが生じてしまうと、そこに連動して他の関節の捻れも起きていきます。
捻れのパターンはいくつかあり、骨盤→足部にかけて生じる『下行性』、足部→骨盤にかけて生じる『上行性』の、大きく2つのエラーパターンに分類できます。
今回は足から生じる『上行性運動連鎖』の中から、特に多いパターンのものをご紹介したいと思います。
先述した足の構造でいうと、①の内側縦アーチが消失するような捻れのパターンが多いです。
上行性運動連鎖の例
前足部 :外転 (外向き)
足関節 :底屈/回内 (内側アーチのつぶれ/土踏まずの消失)
脛骨(膝下):外旋 (外捻れ)
膝関節 :屈曲/内旋/外反 (内向き)
股関節 :屈曲/内転/内旋 (内捻れ)
こういったエラーパターンが生じると
・下半身の浮腫み
・腿周りやふくらはぎの張り
・X脚やO脚が気になる
・ヒップラインが下がる
・腰痛や肩こりなどの不調につながる
などの悪影響も出てきます。
お身体の調子を良くするためにも、ボディメイクをするにも、このエラーパターンを無くしていくことは非常に大切ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人間工学上の”最高傑作”である『足』に少しでも興味を持っていただけますと幸いです。
みなさんは、スクワット動作や歩行時などに、『膝が内側に入る』と指摘をされた経験はないでしょうか?
一生懸命意識しても中々癖が抜けなかったり、股関節周りを鍛えても中々改善しないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった経験をお持ちの方は、この『足』からアプローチをしいくと改善していく可能性が高まります!
上記に挙げた通り、上行性エラーのパターンだった場合は、結果として内股、膝がうちに入るという動作エラーが目立つので、どうしてもその部位に意識がいきがちです。
根本原因は土台である『足』からきているので、他の部位を頑張って鍛えても改善がしずらかったり、一時的に改善してもすぐに元に戻ってしまったりもします。
『足』からしっかりとアプローチをしていく事で、歪みの原因が根本から改善されていきますので、この機会に是非『足』からのアプローチも取り入れてみてはいかがでしょうか?
歪みや捻れを根本から取り除き、綺麗なお身体を手に入れましょう!
本日は以上となります!次回の投稿もお楽しみに!