皆さんこんにちは!
パーソナルジムASPI恵比寿西口店の小長井です!
誤解されやすいことですがヒップアップ=筋肉がつくではないんです。
SNSでヒップアップのために筋トレ頑張ります!のような投稿を見たりしますが、それはヒップのボリュームが上がっている可能性が高いです。
どれだけ筋トレしてお尻のボリュームが上がったとしてもお尻が綺麗になるわけではないです。
今回はヒップアップとお尻の大きさ(ヒップボリューム)の違いについて解説していきます。
ヒップアップ
結論から言えば筋トレだけでは理想とするヒップアップは叶わないです。
それは何故か?→骨盤が必ずしも立っている状態にないためです。
別の言い方をすると骨盤が正しい位置で前傾位にないとヒップアップは叶いません。
骨盤前傾位
骨盤前傾位とは骨盤が立っている状態にあります。
「えっ?骨盤前傾って腰が痛くなってしまうのですが?」みたいなご意見も頂きますがそれは正しく骨盤前傾が出来ていない状態です。
正しい骨盤前傾とは大まかにいうと腰に依存することなく、お腹の力も抜けていない状態の前傾のことを言います。
腰に依存する→反り腰
骨盤前傾を作った時に腰が痛くなってしまうのは骨盤を立たせることが十分にできず、腰をそらせることで骨盤前傾風にしている状態です。
姿勢を良くしようとして骨盤からではなく腰(腰椎)から反らせる姿勢をとってしまっている人、腸腰筋が使えていない人、体重超過の人、ハイヒールを履きすぎて重心が前に行き過ぎている人などに多くみられます。
お腹の力が抜けている→リブフレア
あばら骨の下が突出した方はいらっしゃいませんか?
リブフレアとはあばら骨が大きく開いてしまっている状態(肋骨下角90度以上)であり、お腹が使えていない状態です。
呼吸が浅い(横隔膜がうまく使えていない)人、お腹周りの筋肉が純粋に弱い人、鳩胸の人に多いです。
また、リブフレアになっていると同時に反り腰気味にもなりやすくなってきます。
上記の状態を改善したうえで骨盤が前傾位になるとヒップアップが叶って参ります。
そのためには股関節周りにかけての柔軟改善とともにインナーマッスルの強化が必要になってきます。
股関節周りの柔軟性が上がることで骨盤を高い位置にもっていくことが出来ますが、それだけだとその姿勢を維持するのが難しいです。
そのためある程度の柔軟性が上がってきたら腸腰筋、腹横筋、多裂筋などのインナーマッスルを鍛えていくことで骨盤を支える土台が出来上がっていきます。
※前回書かせていただいたブログにも詳しい内容も記載しておりますので、そちらにも目を通していただければ幸いです。
ヒップボリューム
こちらは想像がつくかと思っておりますが、筋トレをしていきましょう!
お尻を構成する筋肉は大きく大殿筋、中殿筋、小殿筋の3つになります(梨状筋はインナーマッスルに分類)。
殿筋群は(一概にも言えないですが)骨盤後傾時に活躍を強める傾向にあります。
SNSでお尻を丸くするトレーニング!みたいな感じで発信されていることが多い昨今ですが、場合によってはお尻の収縮を強め骨盤を寝かせてしまう(骨盤前傾から遠ざける)可能性すらあるため注意が必要です。
(話が少しそれますが)下半身には人間の6割強の筋肉が集中しており、お尻を鍛える目的で鍛えていければ自然と他の筋群にもアプローチがかかっていき代謝を上げることにもつながっていくためダイエットにとても有効です。
股関節など各関節に適度な可動域を表現出来るようにしていった上で筋トレを行った方がお尻のボリュームを上げていく上では最適であると考えております。
まとめ
個人的考えになってしまいますが、理想としたお尻を手に入れたいのであれば筋トレ、ストレッチ(ヨガ)、ピラティスを行っていくことが最強であると思っております。
筋トレだけではお尻のボリュームが上がるだけで殿筋群は鍛えられていくものの、上向きのお尻にはなりにくいです。
ストレッチなどで股関節周りの可動域表現が出せるようにしつつ、ピラティスで細かい筋肉のコントロールを出せるようにしていくことで筋トレで鍛えた甲斐のある綺麗なお尻のラインを表現していくことが出来ていきます。
稀にその方の骨格のラインで表現出来てしまっている方もいらっしゃいますが、基本的には一朝一夕でなせることではないため継続がカギになっていきます。
少しでも参考になれば幸いです。
それではまた次回まで!!