こんにちは!
パーソナルジムASPIの小山です。
競技スポーツを行っている場合、試合の日に最大のパフォーマンスを発揮したいですよね!
しかし、練習がハードなときや、試合が連日行われる期間には
コンディショニングを崩しやすくなる選手もいらっしゃいます。
皮膚トラブルが起こることで、かゆみや、発熱などに繋がり練習時間が減ったり試合に欠場という可能性もゼロではありません。
本日は、そんな「皮膚コンディショニング」についてお話します。
代表的な皮膚感染症
大きく分けて種類は3つあります。
1 細菌感染症
黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌が原因菌です。
その中でも頻度の多い黄色ブドウ球菌は、健康な成人の鼻腔や皮膚に存在しており、膿痂疹(のうかしん)や毛嚢炎(もうのうえん)、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などを引き起こします。
膿痂疹とは、いわゆる「とびひ」と呼ばれているもので、水疱が出来て遠隔部位にも転移していき、
毛嚢炎とは、毛穴に細菌が侵入し炎症を起こすもの、そして蜂窩織炎は真皮や皮下組織に菌が侵入することで、発熱や全身倦怠感、腫れなどを引き起こします。
特に、選手同士が激しくぶつかりあうような、レスリングなどにおいて感染リスクが高いと言われています。
2 真菌感染症
癜風(でんぷう)、カンジダ感染症、白癬(はくせん)などがあります。
この中で特に白癬はスポーツ現場において代表的な感染症であり、かゆみを伴います。
陸上や水泳、サッカーなど様々なスポーツにおいて発症リスクがあります。
3 ウイルス感染症
単純疱疹(ほうしん)、帯状疱疹、麻疹、風疹などが分類されます。
この中で特に、単純疱疹は単純ヘルペスウイルスによって発症するもで、スポーツ現場において頻発しやすいと言われています。
皮膚や、唇、口の中などに強い痛みを伴う水ぶくれや潰瘍が生じたり、発熱や全身倦怠感を伴い場合もあるのですよ!
発症部位が治癒したとしても、神経節にひそみ、体調不良時や、心理的ストレス、紫外線、月経、免疫機能の低下などによって再発することがあります。
特に選手同士が接触するような競技において感染リスクが高いとされています。
スポーツ特有の感染リスク
なぜスポーツをする上で皮膚コンディショニングについて学ぶことが大切なのでしょうか?
理由の一つとして、下記のような選手特有の感染リスクがあるからです。
・他の選手や競技に必要な器具との接触
・皮膚の怪我やテーピングの使用
・発汗の影響
・高強度な運動による免疫機能の低下
スポーツをする上で避けられないことですよね!
原因を知ることで対策を立てることが出来ます^^
考えていきましょう!
対策
1 シャワー入浴の推奨
菌を洗い流すことが有効です。
泡で優しく洗い、皮膚の角質層を整えてバリア機能を高めるために入浴後は保湿クリームを塗りましょう!
強くこすってしまうと、皮膚表面に傷が出来てしまうので、優しく洗うことがポイントです^^
2 道具や設備の戦場
特に細菌が繁殖しやすくなる高音多湿環境となるものは、こまめに洗い、天日干しをしましょう!
シューズや、ウエア、防具、マットは、接触頻度が高いので特にお手入れが大切ですね!
3 早期発見・治療
皮膚状態の観察を行い、異常があれば医療機関を受診するようにしましょう!
4 免疫対策
疲労を溜めないように十分な休息をとったり、ビタミン類や乳酸菌の摂取によって腸内環境を整えることが有効です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
正しい知識で対策を行い、最高のパフォーマンス発揮に繋げましょう!
本日はここまでです⭐︎
次回もお楽しみにしていてください!